Google スプレッドシート

スプレッドシートは、Googleが提供する無料のオンライン表計算サービスです。

エクセルに似た使い勝手で、インターネット接続があればどこからでもアクセス可能で、さらに複数のユーザーが同時に編集できるため、チームでのコラボレーションに最適です。

このページでは、スプレッドシートに特化し、関数の情報や使い方をまとめています。基本操作から高度なデータ処理まで、スプレッドシートの活用を最大限に引き出すためのガイドを提供しています。

基本操作

スプレッドシートで最も頻繁に使用される基本的な関数が含まれます。これらの関数は、合計や平均、件数のカウントなど、数値データの基本的な操作を行う際に使用します。日常的なデータ分析や集計作業でよく利用されます。

  • SUM() 関数

    詳細

    指定範囲の数値をすべて合計します
    =SUM(範囲)

  • AVERAGE() 関数

    詳細

    指定範囲の数値の平均値を求めます
    =AVERAGE(範囲)

  • COUNT() 関数

    詳細

    指定範囲の数値の件数を数えます
    =COUNT(範囲)

  • MAX() 関数

    詳細

    指定範囲の最大値を求めます
    =MAX(範囲)

  • MIN() 関数

    詳細

    指定範囲の最小値を求めます
    =MIN(範囲)

データ操作

データ操作では、データの並び替え、フィルタリング、重複の除去、クエリの実行など、データを管理・操作するための関数が含まれます。大量のデータセットを整理したり、特定の条件に基づいてデータを抽出する場合に便利です。

  • SORT() 関数

    詳細

    指定範囲のデータを並び替えます
    =SORT(範囲, 列番号, 昇順)

  • FILTER() 関数

    詳細

    指定範囲のデータをフィルタリングします
    =FILTER(範囲, 条件)

  • UNIQUE() 関数

    詳細

    指定範囲の重複する値を除外します
    =UNIQUE(範囲)

  • QUERY() 関数

    詳細

    指定範囲のデータをクエリ言語で操作します
    =QUERY(範囲, クエリ)

文字列操作関数

文字列操作は、テキストデータの結合、分割、抽出などの操作を行う関数が含まれます。例えば、複数の文字列を一つにまとめたり、特定の位置から文字を取り出すといった作業に使用します。テキストデータの整形や編集に役立ちます。

  • CONCATENATE() 関数

    詳細

    複数の文字列を結合します
    =CONCATENATE(文字列1, 文字列2, ...)

  • SPLIT() 関数

    詳細

    文字列を指定の区切り文字で分割します
    =SPLIT(文字列, 区切り文字)

  • LEFT() 関数

    詳細

    文字列の左端から指定した数の文字を抽出します
    =LEFT(文字列, 文字数)

  • RIGHT() 関数

    詳細

    文字列の右端から指定した数の文字を抽出します
    =RIGHT(文字列, 文字数)

  • MID() 関数

    詳細

    文字列の中央から指定した数の文字を抽出します
    =MID(文字列, 開始位置, 文字数)

  • LEN() 関数

    詳細

    文字列の長さを返します
    =LEN(文字列)

日付・時間

日付や時間の計算、抽出、フォーマット変更などを行う関数が含まれます。これらの関数は、スケジュール管理、日付の比較、期間の計算など、日付や時間に関連するタスクでよく使用されます。

  • TODAY() 関数

    詳細

    現在の日付を返します
    =TODAY()

  • NOW() 関数

    詳細

    現在の日付と時刻を返します
    =NOW()

  • DATE() 関数

    詳細

    指定した年、月、日から日付を作成します
    =DATE(年, 月, 日)

  • TIME() 関数

    詳細

    指定した時、分、秒から時刻を作成します
    =TIME(時, 分, 秒)

  • YEAR() 関数

    詳細

    指定した日付の年を返します
    =YEAR(日付)

  • MONTH() 関数

    詳細

    指定した日付の月を返します
    =MONTH(日付)

  • DAY() 関数

    詳細

    指定した日付の日を返します
    =DAY(日付)

  • HOUR() 関数

    詳細

    指定した時刻の時間を返します
    =HOUR(時刻)

  • MINUTE() 関数

    詳細

    指定した時刻の分を返します
    =MINUTE(時刻)

  • SECOND() 関数

    詳細

    指定した時刻の秒を返します
    =SECOND(時刻)

条件付き関数

条件付き関数は、条件に基づいて異なる結果を返す関数が含まれます。これらの関数は、特定の条件が満たされる場合にのみ計算を行ったり、複数の条件を組み合わせて結果を出力する際に使用します。データの評価やフィルタリングに便利です。

  • COUNTIF 関数

    詳細

    指定範囲内で条件に合うセルの数をカウントします。
    =COUNTIF(範囲, 条件)

  • SUMIF 関数

    詳細

    SUMIF関数は、指定した条件に一致する範囲内の数値を合計します。
    =SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲)

  • AVERAGEIF 関数

    詳細

    AVERAGEIF関数は、指定した条件に一致する範囲内の数値の平均を計算します。
    =AVERAGEIF(範囲, 条件, 平均範囲)

  • IF() 関数

    詳細

    条件が真の場合に1つの値を返し、偽の場合に別の値を返します
    =IF(条件, 真の場合, 偽の場合)

  • IFS() 関数

    詳細

    複数の条件を評価して値を返します
    =IFS(条件1, 値1, 条件2, 値2, ...)

  • AND() 関数

    詳細

    すべての条件が真である場合に真を返します
    =AND(条件1, 条件2, ...)

  • OR() 関数

    詳細

    いずれかの条件が真である場合に真を返します
    =OR(条件1, 条件2, ...)

  • NOT() 関数

    詳細

    条件が偽である場合に真を返します
    =NOT(条件)

  • IFERROR() 関数

    詳細

    エラーが発生した場合に指定した値を返します
    =IFERROR(式, エラーの場合の値)

検索・参照

検索・参照関数は、データセット内の特定の値を検索したり、特定の位置の値を取得するための関数が含まれます。これらの関数は、大量のデータから必要な情報を素早く見つけ出すために使用され、データのクロスリファレンスや参照に役立ちます。

  • VLOOKUP() 関数

    詳細

    指定した範囲の最初の列で値を検索し、その行の指定した列の値を返します
    =VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)

  • HLOOKUP() 関数

    詳細

    指定した範囲の最初の行で値を検索し、その列の指定した行の値を返します
    =HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, 検索方法)

  • INDEX() 関数

    詳細

    指定した範囲内のセルの値を返します
    =INDEX(範囲, 行番号, 列番号)

  • MATCH() 関数

    詳細

    指定した範囲内で指定した値が含まれる位置を返します
    =MATCH(検索値, 範囲, 検索方法)

  • LOOKUP() 関数

    詳細

    範囲の中で指定した条件に合致する値を返します
    =LOOKUP(検索値, 検索範囲, 結果範囲)

  • OFFSET() 関数

    詳細

    指定した基準セルからのオフセット位置にあるセルの値を返します
    =OFFSET(基準セル, 行オフセット, 列オフセット)

統計関数

統計関数は、データの統計的な分析を行う関数が含まれます。これらの関数は、標準偏差や分散、中央値、最頻値など、データの分布や傾向を分析する際に使用されます。データの統計的な理解を深めるのに役立ちます。

  • STDEV() 関数

    詳細

    指定した範囲の標準偏差を返します
    =STDEV(範囲)

  • VAR() 関数

    詳細

    指定した範囲の分散を返します
    =VAR(範囲)

  • MEDIAN() 関数

    詳細

    指定した範囲の中央値を返します
    =MEDIAN(範囲)

  • MODE() 関数

    詳細

    指定した範囲の最頻値を返します
    =MODE(範囲)

  • CORREL() 関数

    詳細

    指定した2つの範囲の相関係数を返します
    =CORREL(範囲1, 範囲2)

数学系関数

数学関数は、数値の計算や数式の評価を行う関数が含まれます。これらの関数は、四捨五入、絶対値、累乗、平方根など、数値データの操作や計算を行う際に使用されます。数式を使ったデータの処理に役立ちます。

  • ROUND() 関数

    詳細

    指定した数値を四捨五入します
    =ROUND(数値, 桁数)

  • ROUNDUP() 関数

    詳細

    指定した数値を切り上げます
    =ROUNDUP(数値, 桁数)

  • ROUNDDOWN() 関数

    詳細

    指定した数値を切り捨てます
    =ROUNDDOWN(数値, 桁数)

  • ABS() 関数

    詳細

    指定した数値の絶対値を返します
    =ABS(数値)

  • SQRT() 関数

    詳細

    指定した数値の平方根を返します
    =SQRT(数値)

  • POWER() 関数

    詳細

    指定した数値を累乗します
    =POWER(数値, 指数)

  • EXP() 関数

    詳細

    指定した数値の指数を返します
    =EXP(数値)

財務関数

財務関数は、財務計算や投資分析を行う関数が含まれます。これらの関数は、現在価値や将来価値、定期支払額、正味現在価値、内部収益率など、財務データの分析や予測に使用されます。企業の財務分析や個人の投資判断に役立ちます。

  • PV() 関数

    詳細

    一定期間にわたって一定の支払いを行う場合の現在価値を計算します
    =PV(利率, 期間, 支払額, 将来価値, 支払期日)

  • FV() 関数

    詳細

    一定期間にわたって一定の支払いを行う場合の将来価値を計算します
    =FV(利率, 期間, 支払額, 現在価値, 支払期日)

  • PMT() 関数

    詳細

    一定期間にわたって一定の支払いを行う場合の支払額を計算します
    =PMT(利率, 期間, 現在価値, 将来価値, 支払期日)

  • NPV() 関数

    詳細

    一連のキャッシュフローの正味現在価値を計算します
    =NPV(利率, キャッシュフロー1, キャッシュフロー2, ...)

  • IRR() 関数

    詳細

    一連のキャッシュフローの内部収益率を計算します
    =IRR(キャッシュフロー1, キャッシュフロー2, ...)

情報系関数

情報関数は、データの型やエラーの種類を判定するための関数が含まれます。これらの関数は、セルの内容が数値かテキストか、空白かどうか、エラーの種類などを確認する際に使用されます。データの検証やエラーチェックに役立ちます。

  • ISNUMBER() 関数

    詳細

    指定した値が数値かどうかを判定します
    =ISNUMBER(値)

  • ISDATE() 関数

    詳細

    指定した値が日付かどうかを判定します
    =ISDATE(値)

  • ISTEXT() 関数

    詳細

    指定した値がテキストかどうかを判定します
    =ISTEXT(値)

  • ISBLANK() 関数

    詳細

    指定したセルが空白かどうかを判定します
    =ISBLANK(セル)

  • TYPE() 関数

    詳細

    指定した値のデータ型を返します
    =TYPE(値)

  • ERROR.TYPE() 関数

    詳細

    指定したエラーの種類を返します
    =ERROR.TYPE(エラー)

Windowsのショートカットキー

操作カテゴリ ショートカット 説明
基本操作 Ctrl + N 新しいスプレッドシートを作成
Ctrl + O ファイルを開く
Ctrl + S ファイルを保存
セルの操作 Ctrl + C コピー
Ctrl + X 切り取り
Ctrl + V 貼り付け
データの操作 Ctrl + Z 元に戻す
Ctrl + Y やり直し
Ctrl + F 検索
フォーマット Ctrl + B 太字
Ctrl + I 斜体
Ctrl + U 下線
ナビゲーション Ctrl + ↑/↓/←/→ シート内を移動

Macのショートカットキー

操作カテゴリ ショートカット 説明
基本操作 Command + N 新しいスプレッドシートを作成
Command + O ファイルを開く
Command + S ファイルを保存
セルの操作 Command + C コピー
Command + X 切り取り
Command + V 貼り付け
データの操作 Command + Z 元に戻す
Command + Y やり直し
Command + F 検索
フォーマット Command + B 太字
Command + I 斜体
Command + U 下線
ナビゲーション Command + ↑/↓/←/→ シート内を移動

ショートカットキーの活用方

日常業務において、ショートカットキーを活用することで作業時間を短縮し、効率を大幅に向上させることができます。例えば、大量のデータを編集する際に、コピー&ペーストやセルの移動を素早く行うことができます。

ショートカットキーを習得することで、スプレッドシートの操作がスムーズになり、生産性が向上します。ぜひ日常業務で積極的に活用してみてください。