MODE()関数で最頻値を簡単計算!Googleスプレッドシートの使い方を徹底解説
スプレッドシート関数の使い方

MODE()関数で最頻値を簡単計算!Googleスプレッドシートの使い方を徹底解説

| 統計関数 IT Note Book

Googleスプレッドシートを使っていると、データの中で最も頻繁に出現する値を理解するために最頻値を計算したい場面が多々あります。例えば、学生の成績データの分析や商品の売上データの最頻値の計算です。そんな時に便利なのがMODE()関数です。この関数を使えば、データセットの最頻値を簡単に計算することができます。この記事では、MODE()関数の使い方を詳しく解説します。

MODE() 関数とは

MODE() 関数の基本

MODE()関数は、データセットの最頻値を計算するための関数です。例えば、範囲A1のデータの最頻値を計算することができます。

関数の構文と引数の説明

MODE()関数の基本的な構文は次の通りです。

=MODE(value1, [value2, …])

  • value1: 最頻値を計算するデータセットの最初の値(例: A1)。
  • value2, …: (省略可能)追加の値。

次に、具体的な使用例を見ていきましょう。

MODE() 関数の使い方

スプレッドシートでの基本的な使用方法

まず、MODE()関数を使った基本的な使用方法を見てみましょう。以下のようなデータがあるとします。

ABCDE
1行目1月2月3月4月
2行目売上100200150200

このデータの最頻値を計算するには、次のようにMODE()関数を使用します。

=MODE(B2:E2)

この関数を使うと、売上データの最頻値が計算されます。今回の例では「200」が最頻値です。

シンプルなデータセットを使った例

もう少しシンプルな例を見てみましょう。以下のようなデータがあるとします。

ABC
1行目数値1020
2行目数値3020

このデータの最頻値を計算するには、次のようにMODE()関数を使用します。

=MODE(A2:C2)

この関数を使うと、数値データの最頻値が計算されます。今回の例では「20」が最頻値です。

実際のシナリオでの適用例

実際のシナリオでMODE()関数をどのように使うか見ていきましょう。例えば、以下のような成績データがあるとします。

ABCD
1行目学生数学英語理科
2行目田中859078
3行目鈴木928880
4行目佐藤758588

数学の成績の最頻値を計算するには、次のようにMODE()関数を使用します。

=MODE(B2:B4)

この関数を使うと、数学の成績の最頻値が計算されます。今回の例では「85」が最頻値です。

MODE() 関数を使う時

どのような時に利用するか

MODE()関数は、データセットの中で最も頻繁に出現する値を理解したい時に非常に便利です。例えば、学生の成績データの分析や商品の売上データの最頻値の計算などに使えます。

利用シーンの具体例

例えば、以下のような場合にMODE()関数が役立ちます。

  • 学生の成績データの分析: 学生の成績データを使って最頻値を計算し、成績の中で最も多く出現する値を理解。
  • 商品の売上データの最頻値の計算: 商品の売上データを使って最頻値を計算し、売上の中で最も多く出現する値を理解。
  • 生産データの最頻値を計算: 生産データを使って最頻値を計算し、品質管理に役立てる。

MODE() 関数の応用例

データセットの最頻値を計算

MODE()関数を使ってデータセットの最頻値を計算する方法を見てみましょう。以下のようなデータがあるとします。

ABCD
1行目1月2月3月
2行目売上100200150

このデータの最頻値を計算するには、次のようにMODE()関数を使用します。

=MODE(B2:D2)

他の関数と組み合わせて利用する方法

MODE()関数を他の関数と組み合わせて、より複雑なデータ分析を行う方法を見てみましょう。例えば、以下のようなデータがあるとします。

ABCD
1行目学生数学英語理科
2行目田中859078
3行目鈴木928880
4行目佐藤758588

数学と英語の成績の最頻値を計算するには、次のようにMODE()関数と他の関数を組み合わせて使用します。

=MODE(B2:C4)

実際の利用事例

学生の成績データの最頻値を計算

学生の成績データを使って最頻値を計算する具体例を見てみましょう。以下のようなデータがあるとします。

ABCD
1行目学生数学英語理科
2行目田中859078
3行目鈴木928880
4行目佐藤758588

数学の成績の最頻値を計算するには、次のようにMODE()関数を使用します。

=MODE(B2:B4)

この関数を使うと、数学の成績の最頻値が計算されます。今回の例では「85」が最頻値です。

商品の売上データの最頻値を計算

商品の売上データを使って最頻値を計算する具体例を見てみましょう。以下のようなデータがあるとします。

ABCD
1行目1月2月3月
2行目売上100200150

このデータの最頻値を計算するには、次のようにMODE()関数を使用します。

=MODE(B2:D2)

この関数を使うと、売上データの最頻値が計算されます。今回の例では「150」が最頻値です。

生産データの最頻値を計算

生産データを使って最頻値を計算する具体例を見てみましょう。以下のようなデータがあるとします。

ABCD
1行目製品日付生産数不良数
2行目製品A1月1日1005
3行目製品A1月2日1206
4行目製品A1月3日1104

このデータの生産数の最頻値を計算するには、次のようにMODE()関数を使用します。

=MODE(C2:C4)

この関数を使うと、生産数の最頻値が計算されます。今回の例では「110」が最頻値です。

注意点と制限

MODE() 関数の注意点

MODE()関数を使う時には、いくつかの注意点があります。まず、データセットに複数の最頻値がある場合、MODE()関数はそのうちの一つを返します。また、データセットに最頻値が存在しない場合、エラーが発生することがあります。

関数の制限事項

MODE()関数にはいくつかの制限事項もあります。例えば、大量のデータを処理する場合、計算に時間がかかることがあります。また、データセットに最頻値が複数存在する場合、どの値が返されるかは不確定です。

エラーの対処方法

MODE()関数を使っている時にエラーが発生した場合、まずデータセットに最頻値が存在するか確認しましょう。また、データセットが正しい範囲を指定しているかも確認することが重要です。エラーが続く場合は、関数の使い方を再確認し、必要に応じて修正してください。

まとめ

MODE() 関数の利便性と重要性

MODE()関数は、データセットの最頻値を簡単に計算することができる非常に便利な関数です。学生の成績データの分析や商品の売上データの最頻値の計算など、さまざまな場面で役立ちます。正しく使うことで、データの中で最も頻繁に出現する値を理解し、より詳しい分析が可能になります。

最後のアドバイス

MODE()関数を使う時には、まずは基本的な使い方から始めることをお勧めします。少しずつ慣れていくと、複雑な操作も簡単に行えるようになります。また、他の関数と組み合わせて使うことで、さらに強力なデータ分析が可能になります。

他の関連する関数の紹介

MODE()関数と一緒に使うと便利な関数もいくつかあります。例えば、中央値を計算するMEDIAN()関数や、平均を計算するAVERAGE()関数、標準偏差を計算するSTDEV()関数などです。これらの関数も合わせて使うと、さらにデータの分析がしやすくなります。

これで、GoogleスプレッドシートのMODE()関数についての説明は終わりです。ぜひ、実際に使ってみてください。データの分析がとても楽になりますよ!