AVERAGE関数の使い方完全ガイド!スプレッドシートの基本から応用までを丁寧に解説
スプレッドシート関数の使い方

AVERAGE関数の使い方完全ガイド!スプレッドシートの基本から応用までを丁寧に解説

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日々の生活の中で、スプレッドシートを使ってデータを整理したり計算したりすることは多いですよね。その中でも、数値の平均を求めることはとても重要です。学校の成績や家計簿の支出の平均、スポーツの成績など、さまざまな場面で「平均」を計算することが役立ちます。

今回は、Googleスプレッドシートでデータの平均を簡単に計算できる関数「AVERAGE()」について、基本から応用まで詳しく解説していきます。

AVERAGE()関数とは?

AVERAGE()関数の基本的な説明

GoogleスプレッドシートのAVERAGE()関数は、指定した範囲の数値の平均を計算するための関数です。例えば、テストの点数や月々の支出の平均を簡単に求めることができます。

使用場面の紹介

  • 学校の成績:各教科の点数の平均を計算して、成績を評価する際に使えます。
  • 家計簿:月々の支出や収入の平均を出して、生活費の管理に役立てることができます。
  • スポーツの成績:練習の記録や試合の結果の平均を求めて、パフォーマンスの向上を図ることができます。

AVERAGE()関数の基本的な使い方

数値の平均を求める方法

まずは、基本的な使い方を見てみましょう。次のようなデータがあるとします。

数値1数値2数値3数値4数値5
8090708595

これらの数値の平均を求めるには、次の手順で行います。

  1. 平均を計算したいセルを選択します(例えば、B6)。
  2. 関数を入力します:=AVERAGE(B2:B6)

これで、セルB6に80, 90, 70, 85, 95の平均値が表示されます。

実際の例を用いた説明

例えば、次のような家計簿があるとします。

支出(円)
1月50000
2月48000
3月53000
4月51000
5月49000

この5ヶ月の平均支出を求めるには、次の手順で行います。

  1. 平均を計算したいセルを選択します(例えば、B7)。
  2. 関数を入力します:=AVERAGE(B2:B6)

これで、セルB7にこの5ヶ月間の平均支出が表示されます。

複数の範囲を使ったAVERAGE()関数の応用

複数の範囲を指定する方法

AVERAGE()関数では、複数の範囲を指定して平均を計算することもできます。例えば、次のようなデータがあるとします。

数値1数値2数値3数値4数値5
8085908870
7580857595

このデータのB列とC列の数値の平均を求めるには、次の手順で行います。

  1. 平均を計算したいセルを選択します(例えば、D2)。
  2. 関数を入力します:=AVERAGE(B2:B6, C2:C6)

これで、セルD2にB列とC列の数値の平均が表示されます。

実際の例を用いた説明

例えば、次のようなデータがあるとします。

科目1学期の点数2学期の点数
数学7580
英語8590
理科8078
社会7075
国語8892

このデータの各科目の平均点を求めるには、次の手順で行います。

  1. 平均を計算したいセルを選択します(例えば、D2)。
  2. 関数を入力します:=AVERAGE(B2:B6, C2:C6)

これで、セルD2に各科目の平均点が表示されます。

空白セルや文字を含む範囲の処理方法

空白セルや文字を含む場合の平均の求め方

データの中に空白セルや文字が含まれている場合でも、AVERAGE()関数はそれを自動的に無視して平均を計算します。例えば、次のようなデータがあるとします。

数値1数値2数値3数値4数値5数値6
80908595

このデータの平均を求めるには、次の手順で行います。

  1. 平均を計算したいセルを選択します(例えば、B7)。
  2. 関数を入力します:=AVERAGE(B2:B6)

これで、セルB7に80, 90, 85, 95の平均値が表示されます。

実際の例を用いた説明

例えば、次のようなデータがあるとします。

支出(円)
1月50000
2月48000
3月
4月51000
5月49000
6月

この6ヶ月の平均支出を求めるには、次の手順で行います。

  1. 平均を計算したいセルを選択します(例えば、B8)。
  2. 関数を入力します:=AVERAGE(B2:B7)

これで、セルB8に50000, 48000, 51000, 49000の平均値が表示されます。

エラーメッセージと対策

よくあるエラーメッセージとその対処法

AVERAGE()関数を使っていると、いくつかのエラーメッセージに遭遇することがあります。ここでは、代表的なエラーメッセージとその対策を紹介します。

  • #DIV/0!:このエラーは、指定した範囲に数値が含まれていない場合に表示されます。この場合、範囲を確認して、数値が含まれていることを確認してください。
  • #VALUE!:このエラーは、範囲内に数値以外のデータが含まれている場合に表示されます。範囲内のデータを確認して、数値以外のデータを削除するか、別のセルに移動してください。

まとめと応用例

記事のまとめ

今回は、GoogleスプレッドシートのAVERAGE()関数について詳しく解説しました。AVERAGE()関数は、指定した範囲の数値の平均を簡単に計算できる便利なツールです。以下に、記事のポイントをまとめます。

  • AVERAGE()関数の基本:AVERAGE()関数は、指定された範囲の数値の平均を計算します。基本的な使い方は非常にシンプルで、数値が入力されたセル範囲を指定するだけです。
  • 使用場面:学校の成績、家計簿、スポーツの成績など、さまざまな場面で利用できます。平均を知ることで、データの傾向やパターンを把握するのに役立ちます。
  • 複数の範囲を指定する方法:複数の範囲を一度に指定して平均を計算することも可能です。これにより、より複雑なデータセットの分析が容易になります。
  • 空白セルや文字を含む範囲の処理:AVERAGE()関数は、空白セルや文字を自動的に無視して計算します。これにより、データの入力ミスや欠損値があっても正確な平均を求めることができます。
  • エラーメッセージの対策:よくあるエラーメッセージとその対処法についても説明しました。エラーが発生した場合は、範囲内のデータを確認し、必要な修正を行うことで解決できます。

AVERAGE()関数を使った実際の業務での応用例

  • 月々の売上の平均を計算:企業や個人事業主がビジネスの成績を評価するために、月々の売上の平均を計算することができます。これにより、売上のトレンドを把握し、戦略的な意思決定に役立てることができます。
  • 学生の成績の平均を計算:教師がクラス全体のパフォーマンスを把握するために、各学生の成績の平均を計算することができます。これにより、学生の学力の傾向を把握し、必要なサポートを提供することができます。
  • 健康データの平均を計算:個人が日々の体重や運動記録の平均を求めることで、健康管理に役立てることができます。例えば、1週間や1ヶ月の平均体重を計算し、健康状態の傾向を把握することができます。

AVERAGE()関数は、非常に強力でありながら使いやすいツールです。これを活用することで、さまざまなデータセットの分析が簡単に行えるようになります。ぜひ、日常のデータ管理に活用してみてください。